プログラミング初心者でも、ChatGPTを活用すれば、簡単にシステムを作成できることをご存じですか?

今回は、ChatGPTに収支計算システムのコードを依頼し、それを基に作成したプロジェクトについてご紹介します。
質問を繰り返しながら理想の形に近づけるプロセスは、まるでペアプログラミングをしているような感覚です。


収支計算システムを作るまでの流れ

  1. ChatGPTにコードをリクエスト
    まず、「収支計算ができる簡単なプログラムを作りたい」とChatGPTに質問しました。希望する機能や使用する言語(今回はPython)を具体的に伝えると、収支を入力し、計算結果を出力するシンプルなコードを提示してくれました。
  2. VSCodeでコードを実行
    提示されたコードをそのままコピーしてVSCodeに貼り付け、ターミナルで実行。
    短時間で基本的な収支計算システムが完成しました。例えば、「収入」と「支出」を入力すると、自動で差額を計算し、結果を表示するシステムです。
  3. さらに改良を重ねる
    基本機能ができたものの、もう少し調整を加えたくなり、以下のような追加のリクエストをChatGPTに投げかけました。
    • 複数の収入や支出を入力できるようにする。計算結果をファイルに保存する機能を追加。月ごとにデータを管理できるよう改良。
    何度か質問を重ねることで、システムが少しずつ進化し、最終的には自分の理想に近い形になりました。


完成した収支計算システムの機能

  • 複数の収入と支出を管理 …ユーザーが複数の収入源や支出項目を入力できるようになりました。これにより、細かな収支管理が可能に。
  • 計算結果をファイルに保存 …計算結果をテキストファイルに保存することで、履歴として残しておけます。これにより、過去の記録を見返すことができます。
  • 月ごとのデータ管理 …月単位で収支を管理できる仕組みを追加。年月を入力するだけで、収支データを整理できるようになりました。

ChatGPTを活用するコツ

ChatGPTを使ってプログラミングをする際には、以下のポイントに気をつけると、より理想に近いコードを生成してもらえます。

  • 具体的に要望を伝える
    「収支を計算したい」だけではなく、「複数の項目を入力したい」「結果を保存したい」といった詳細な希望を伝えることで、適切なコードを得られます。
  • シンプルな質問から始める
    最初は基本的なコードを依頼し、少しずつ改良を重ねることで効率的に完成形に近づけられます。
  • リクエストに柔軟さを持たせる
    必ずしも一度で完璧な回答が得られるわけではないため、改良したい点をフィードバックしながら進めることが重要です。

次のステップ:アプリ化への挑戦

今回作成した収支計算システムは、ターミナル上で動くものですが、これをアプリとして視覚的に使いやすくすることが次の目標です。

例えば、

  • GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)の導入
    TkinterやPyQtなどのライブラリを使って、操作しやすいウィンドウ型のアプリケーションにする。
  • データベースの利用
    SQLiteなどを活用して、より大規模なデータを管理できるシステムに進化させる。

まとめ

ChatGPTを活用することで、初心者でも簡単に収支計算システムを作成することができました。

質問を繰り返しながら理想の形に近づけるプロセスは、プログラミングの理解を深める良い練習にもなります。
次回は、完成したシステムをアプリ化するプロジェクトに挑戦してみたいと思います。

あなたもぜひ、ChatGPTを使ってプログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか?