Excelで計算式をコピーしたとき、
「あれ?結果がおかしい……」
そんな経験はありませんか?

たとえば、

  • =C2*F2 と入力
  • 下の行にコピー

すると、計算結果が意図しない値に変わってしまうことがあります。

実はこれ、Excelの不具合ではありません。
原因はセル参照のズレです。

この記事では、
計算式コピー時のトラブルを一発で解決する
「$(ドルマーク)を使った絶対参照」の仕組みと使い方を、
初心者でも迷わないように解説します。


この記事でわかること

  • Excelで計算式をコピーすると値が変わる理由
  • 「$」 を使ったセル固定(絶対参照)の基本
  • F4キーで一瞬で「$ 」を付ける方法
  • 実務でよく使うパターンと注意点

【結論】セルを固定したいときは「$」を付ける

Excelの計算式がズレる原因は、
コピー時にセル参照が自動で動く仕様にあります。

動かしたくないセルがある場合は、
そのセルに「 $ 」を付けて固定
します。

=C2*$F$1

これで、

  • C列(売上など)は行に応じて変わる
  • F1セル(税率など)は常に同じ場所を見る

という計算ができます。


【なぜ起きる?】計算式コピーでズレる理由(相対参照)

Excelでは、通常のセル参照は
相対参照になっています。

=C2*F2

この数式を下にコピーすると、

  • C2 → C3
  • F2 → F3

と、参照先も一緒に動くのがデフォルトです。

これは「表全体で同じ計算をしたい」ときには便利ですが、
【税率・係数・単価など“固定したいセル”】がある場合は問題になります。


【解決】「$」を付ける=セルを固定(絶対参照)

そこで使うのが 「$」(ドルマーク) です。

「$」 を付けると、
行や列の移動をロックできます。

絶対参照の基本形

$F$1
  • :F を固定
  • :1 を固定

どこにコピーしても、
必ず F1 セルを参照します。


【実演】正しい計算式の例

数式

=C2*$F$1

挙動

  • C2 → C3 → C4 …(行ごとに変わる)
  • F1 → ずっとF1のまま

下にコピーしても、
正しい計算結果が連続で表示されます。


【SEO補足】絶対参照と相対参照の違い

検索でもよく混同されるので整理します。

種類特徴
相対参照C2コピーすると動く
絶対参照$C$2コピーしても動かない
複合参照$C2 / C$2行 or 列だけ固定

【時短】F4キーで 「$」 を自動入力する方法

「$」 は手入力しなくてもOKです。

操作手順

  1. 数式入力中に、固定したいセル参照をクリック
  2. F4キーを押す

すると、

F1 → $F$1

に自動変換されます。

さらに F4を押すたびに切り替えできます。


【実務例】絶対参照を使う場面

この操作は

  • 税率・消費税計算
  • 手数料率・割引率
  • 為替レート
  • 固定単価を使った計算
  • グラフ用の計算列作成

上記のような場面で必須です。

「同じ数値を全行で使う」場合は、
ほぼ確実に絶対参照が必要になります。


【よくあるミス】「$」 を付け忘れると起きること

  • コピー後に数値が合わない
  • 行が増えるほどズレが拡大
  • グラフの結果がおかしくなる


まとめ|「$」 を覚えるだけで計算ミスが激減する

  • コピーでズレる原因は「相対参照」
  • 「$」 を付けるとセルを固定できる(絶対参照)
  • F4キーで一瞬で設定可能

この1つを覚えるだけで、
Excelの計算トラブルは一気に減ります。


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