今回は、ChatGPTを活用してJavaScriptでスネークゲームを作成した経験についてお話します。
スネークゲームといえば、シンプルなルールながら、プレイするたびに夢中になるゲームのひとつ。今回はそのスネークゲームを自分の手で作り、さらにカスタマイズして機能を追加することで、より魅力的なものに仕上げました。
具体的な作成過程については、以下のYouTubeショート動画でご覧いただけます↓
1. 基本的なゲームの作成
まずは、ゲームの基本的な部分からスタートしました。スネークゲームの仕組みは非常にシンプルです。プレイヤーは、キーボードの矢印キーを使ってスネークを操作し、画面上に現れる餌を食べさせます。スネークが餌を食べるたびに、その体が長くなります。最終的に自分の体にぶつかるか、壁に衝突するとゲームオーバーです。
最初のステップとして、ChatGPTに「JavaScriptでスネークゲームを作成したい」と質問しました。すると、基本的なスネークの動作を実装するためのサンプルコードを提供してくれました。
今回もReplitを使用していますので、Replitについて解説しているこちらも併せてご参考ください。
このサンプルコードでは、HTMLの<canvas>要素とJavaScriptの組み合わせで、シンプルなスネークゲームが作成されていました。しかし、最初に出来上がったものは、スネークを右にしか動かせないものでした。
そこで次に、上下左右に動かせるようにChatGPTに相談し、コードを再生成。スネークの動き、餌の生成、衝突判定など、ゲームの基本的なロジックを少しずつ組み立てていきました。
何度か修正したサンプルコードを動かしてみると、無事プレイヤーはスネークを操作して餌を食べられるようになりました。しかし、これだけではまだ単調なゲームです。そこで、次に自分の手を加えてカスタマイズしていくことにしました。
2. 見た目の調整とカスタマイズ
次に取り掛かったのは、ゲームの見た目のカスタマイズです。スネークや餌の色、背景などを変更して、ゲームをもっと個性的にしました。視覚的に楽しいデザインを追加できるのは、ブラウザゲームの大きな魅力です。
デフォルトの状態では、スネークが黒色の四角形で表現されていましたが、私は少しカラフルにしたかったので、ChatGPTに「スネークや餌の色をカスタマイズしたい」と相談しました。ChatGPTは、スネークや餌の描画部分で色を変更する方法を教えてくれました。結果として、スネークの色は緑、餌の色は赤に設定し、背景はライトグレーにして、視認性を高めました。こうした調整で、ゲーム全体の雰囲気がグッと明るくなり、プレイするのが楽しくなりました。
また、マス目の大きさと数も調整しました。マス目が少なすぎるとゲームが簡単ですし、すぐゲームオーバーになります。しかし多すぎると、スネークの移動に時間がかかり退屈なゲームになってしまいます。コードのどの部分がマス目のデザインに関わるかをChatGPTに聞きながら、該当部分のコードを編集し、何度もテストをして調整しました。
3. スコア機能の追加
ゲームにスコア機能を追加すると、プレイヤーがより没頭してプレイできるようになります。餌を食べるたびにスコアが増加し、そのスコアが画面上に表示されることで、目標を持ってゲームを続けられるようになります。
この機能を実装するため、まずはJavaScriptでスコアをカウントする変数を作成しました。そして、スネークが餌を食べるたびにその変数の値を増加させ、HTMLの<div>要素にリアルタイムで表示させるようにしました。ChatGPTは、スコアのカウント方法と表示のロジックをシンプルに解説してくれたので、スムーズに実装することができました。
また、数字をきちんと見なくても大体の自分のスコアが分かったら便利かと思ったので、10ごとにスコアが赤くなるようにしました。
スコアが画面に表示されることで、プレイヤーは自分の成果を確認しながらプレイできるようになり、ゲームに対する没入感を上げることができました。
4. 効果音の追加
ゲームをより楽しくするために、効果音も欠かせません。アクションがあったときに音が鳴ると、プレイヤーは感覚的にゲームの状況を把握でき、楽しさが倍増します。
私は、スネークが移動するときや餌を食べたときに効果音を鳴らすようにしたいと思い、ChatGPTにその方法を尋ねました。効果音のファイルをロードし、一定のアクションに合わせてその音を再生するようにコードを追加しました。このように簡単に効果音を追加できることがわかり、ゲームに対する没入感がさらに高まりました。
どこにどうコードを追加すればいいか細かく教えてくれるので、私でも簡単にカスタマイズできました。
5. スピードアップ機能の実装
スネークゲームの難易度を徐々に上げるために、スコアが増えるごとにスネークのスピードが速くなる機能を追加しました。スコアが一定以上になるとゲームが自動的に難しくなることで、プレイヤーは常に新しいチャレンジを感じ、飽きることなくゲームを楽しめます。
具体的には、スコアが10増えるごとに、スネークの移動速度が上がるように設定しました。このロジックを使うことで、ゲームが進むにつれて自然とスピードアップし、緊張感が増すような仕様に仕上がりました。
6. さらなるカスタマイズの可能性
今回、基本的な機能に加えていくつかのカスタマイズを行いましたが、まだまだ追加できる機能やカスタマイズの余地はたくさんあります。例えば、以下のようなアイディアが考えられます。
- レベル制の導入:一定スコアごとにレベルを上げ、ステージデザインや背景を変化させる。
- ランキング機能:ハイスコアを保存し、次回プレイ時にランキング形式で表示する。
こういった機能を追加することで、より高度で魅力的なゲームに進化させることが可能です。ChatGPTを活用すれば、これらのアイディアも実現に向けてサポートしてもらえるため、より幅広いカスタマイズに挑戦できます。
完成したゲームの感想
今回、ChatGPTを使ってJavaScriptでスネークゲームを作成する過程を振り返ると、コードの実装だけでなく、カスタマイズや問題解決にも大いに役立ちました。自分のアイディアを簡単に反映できるサポートがあることで、プロジェクトの進行がスムーズになり、プログラミングスキルも向上しました。
特に、スコア機能やスピードアップ機能の追加、デザインの調整など、自分で考えたカスタマイズが形になる喜びは格別でした。自分だけのオリジナルゲームが完成し、それを友人や家族にプレイしてもらうことも楽しみの一つです。
最後に
今回の2048ゲームの作成を通じて、ChatGPTを活用して色んなカスタマイズをする方法を学ぶことができました。少しずつ質問しながら、理想のゲームを作ることに成功しました。
プログラミング初心者でも、ツールやサポートをうまく活用すれば、達成感のあるプロジェクトを実現できます。今後も、さまざまなプロジェクトにチャレンジしながら、スキルを磨いていきたいと思います。プログラミングを学んだことが無い皆さんも、ぜひ一度ChatGPTを使って2048ゲーム作りに挑戦してみてください!
本サイトでは、湧き上がるアイディアを形にしている様子を解説しています!
専門分野から今回のようなAIとのやり取りなど幅広いプロジェクトやアイディアを紹介していく予定ですので、今後もぜひ楽しみにしていてください♪
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