ローコード開発ツールとして人気のFlutterFlowで作成したアプリを、Flutterにエクスポートしてさらにカスタマイズしてみませんか?

今回は、FlutterFlowでデザインしたアプリをFlutter上で動かす方法と、そのメリットについてご紹介します。
FlutterFlowの手軽さとFlutterの柔軟性を組み合わせることで、より自由なアプリ開発が可能になります。



FlutterFlowのコードエクスポート機能

FlutterFlowには、有料ユーザー向けに便利な「コードエクスポート機能」が搭載されています。
ボタンひとつでFlutterのコードとしてエクスポートでき、Flutter環境での開発をスムーズに開始できる点が大きな魅力です。

コードエクスポート機能は無料版でも一部試せますが、出力できるコードには制限があり、完全な機能を使うには有料版が必要です。
初心者の方も、プロジェクトが本格化する段階で有料版の利用を検討するのもおすすめです。


Flutterでのエクスポート手順

  1. エクスポート機能の有効化
    FlutterFlowでアプリを作成したら、右上の「Code Export」ボタンからエクスポート機能を選択します。
    有料版の場合、全てのコードを簡単にエクスポートできるため、デザインした内容がそのままFlutterコードとして取得できます。

2.Flutterプロジェクトの設定
エクスポートしたコードをダウンロードした後は、Flutterの開発環境(例えば、VS CodeやAndroid Studioなど)でプロジェクトとして読み込む準備を行います。
(Flutterの設定がまだの方は、Flutter SDKをインストールし、必要なセットアップを済ませておきましょう。)

3.コードの読み込みと動作確認
エクスポートされたコードをFlutterのプロジェクトに取り込み、まずは動作確認を行います。
FlutterFlowで設定したUIや機能がしっかりと再現されているか確認し、動作に問題がないかテストします。


アプリのカスタマイズと追加開発

Flutter上で動作することが確認できたら、さらに自分好みにカスタマイズすることができます。

Flutterの強みは、直接コードを書いて細かい調整ができることです。
FlutterFlowで構築した基礎を生かしつつ、FlutterのAPIやプラグインを活用して独自の機能を追加したり、デザインを細かく変更することも可能です。

これにより、ローコードでスピーディに基礎を作り、フルコードで柔軟に機能を発展させるという理想的なワークフローが実現します。


まとめ

FlutterFlowで作成したアプリをFlutterにエクスポートすることで、ローコード開発の手軽さとフルコード開発の自由さを兼ね備えたアプリ制作が可能になります。

まずは、FlutterFlowでアプリの基礎部分をスピーディに作成し、Flutterでカスタマイズすることで、プロのような仕上がりのアプリを短期間で完成させることができます

次回は、エクスポートしたFlutterコードの具体的なカスタマイズ方法や、テストのコツについてご紹介する予定です。
FlutterFlowとFlutterを組み合わせることで、さらに多機能で完成度の高いアプリ開発を体験してみましょう!