最近話題のChatGPTですが、その使い道は会話や情報収集だけではありません。実は、シンプルなゲームを作ることにも非常に適しているんです!
今回は、ChatGPTを使って「数字当てゲーム」と「Numer0n」を作成してみたので、それらの仕組みや遊び方について解説します。
わたしはIT初心者でプログラミングに詳しくないのですが、AIを使って自分でゲームを作る楽しさや、プログラムの背後にあるロジックを学ぶ良い機会になりました♪
ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAI社によって開発された大規模な自然言語処理モデルです。GPTという名称は「Generative Pre-trained Transformer」の略で、これまでに大量のテキストデータを学習しておりユーザーが新たに学習させる必要はありません。そのデータを基にして多様な文章を生成することができるので、ニュース記事や技術解説、会話応答、質問への回答、エッセイ、さらにはストーリーやゲームまで、さまざまな分野で活用されています。ChatGPTの凄いと感じたところは、その自然な言葉遣いや、ユーザーの意図に応じて動的に反応する能力です。
ChatGPTは、ユーザーが投げかけた質問に答えるだけでなく、与えられた指示に基づいてコードを生成したり、特定のルールに従ったゲームを設計したりすることも可能です。今回作成する「数字当てゲーム」と「Numer0n」は、ChatGPTのこの能力を活用したものです。なんと、「簡単なゲームのコード」として「数字当てゲーム」を教えてくれたのもChatGPTなのです。
具体的な作成過程については、以下のYouTubeショート動画でご覧いただけます↓
数字当てゲーム
「数字当てゲーム」は、コンピュータがランダムに選んだ数字をプレイヤーが推測するシンプルなゲームです。
ルールは簡単で、プレイヤーが数字を入力し、コンピュータがその数字が正しいかどうか、または高いか低いかを教えてくれます。プレイヤーはこれをヒントにして正解に近づいていきます。
このゲームは、初心者でも簡単に作成できるため、プログラミングを学ぶ上で人気のあるプロジェクトの一つです。ChatGPTを使うことで、このゲームのロジックを簡単に組み立てることができます。たとえば、次のように指示を与えれば、コードを生成することが可能です。
今回は、「簡単なゲームのコードを教えて」と尋ねたところ「数字当てゲーム」を提案してくれました。
数字当てゲームのルールは下記のとおりです。
プレイヤーは1から10までの数字を推測し、正解するまで繰り返し挑戦します。各回答ごとに「もっと大きな数字です」「もっと小さな数字です」といったフィードバックが返ってくるため、少しずつ正解に近づくことができます。
コードを見てみると、試行回数(attempts)もカウントされるため、プレイヤーが何回の挑戦で正解にたどり着いたのかを知ることができるようになっています。 また、このコードをゲームにする為に必要なPythonの導入方法も詳しく教えてくれました。
導入中に分からないことが出てきても、ChatGPTに質問すれば解決方法を教えてくれます。おかげでエラーが発生してもその都度解決でき、無事数字当てゲームが完成しました!
Numer0n
Numer0nは、数字当てゲームよりももっと複雑で戦略的なゲームです。特定の桁数の数字をプレイヤーが推測し、AIがその結果に応じてヒントを与えるパズルゲームです。例えば、3桁の数を推測する場合、プレイヤーが予想した数に対して「ヒット」や「ブロー」といったフィードバックが返されます。「ヒット」は位置も数字も正しいもの、「ブロー」は数字は正しいが位置が間違っているものを示します。
このゲームは論理的思考力が試されるため、楽しさと頭の体操を兼ね備えたゲームとなっています。
こちらは、数字当てゲームより少し難易度が高そうなゲームもChatGPTを使えば簡単に作成できるのか試してみたくて挑戦しました。 下の画像のようにChatGPTに指示すれば、すぐにPythonコードが生成されます。
こんな感じで一言聞いただけで、ゲームのルールからコード、遊び方まで詳しく教えてくれました!
回答数を少なくしてクリアすることができれば、それだけ高度な論理的思考力を発揮した証と言えます。この度初めてプレイしてみたのですが、楽しくて何度も遊んでしまいました。
ChatGPTを使うメリット
実際にChatGPTを使ってゲームを作成してみて感じたメリットは、下記のとおりです。
・プログラミングが分からなくても簡単にコードを作成できるので、挑戦しやすい
・分からない部分はChatGPTに聞いたら教えてくれるので、一人でも勉強できるしプログラミングへの理解が深まる
・実際に動くものを自分の手で作れたというのを実感できるので、プログラミングへの興味がわく
・ルールの変更などカスタマイズも簡単。スコアを取り入れることもできる
理論だけでなく、実際に動作するゲームを作成し、その結果を確認することで、学びの定着率が大幅に向上すると感じました。実際に試行錯誤しながら開発を進められるのも、ChatGPTを使ったプログラミングの大きなメリットです。
また、ChatGPTは質問したときに必ず正しいことを教えてくれるとは限りません。ですので、コードを入力した際にエラーが発生することもあります。ChatGPTとの会話に行き詰ったとき、質問の仕方を工夫する必要があるので、AIとの会話の仕方も自然と身に付きます。
最後に
今回紹介した「数字当てゲーム」と「Numer0n」は、ChatGPTを使って簡単に作成できるシンプルなゲームです。これらを通じて、ChatGPTの可能性とプログラミングの基礎を学ぶことができました。プログラムの背後にあるロジックを理解しながら、自分だけのオリジナルゲームを作成する楽しさを皆様もぜひ体験してみてください!
次は、もっと視覚的にも楽しめるゲームや便利なツール、アプリなどに挑戦してみようと思います。AIと一緒に、無限の創造性を広げていくことができそうです。
本サイトでは、湧き上がるアイディアを形にしている様子を解説しています!
専門分野から今回のような簡単で楽しいものまで幅広いプロジェクトやアイディアを紹介していく予定ですので、今後もぜひ楽しみにしていてください♪
各SNSでも発信しています!
YouTube:https://www.youtube.com/@mainomi_engineer/featured
Instagram:https://www.instagram.com/mainomi_engineer/
TikTok:https://www.tiktok.com/@mainomi_engineer